加湿が大事

朝晩かなり冷え込むようになってきましたね! そろそろみなさまのお宅でも暖房器具が活躍し始めていますか? キコラでも、時々エアコンを付け始めています。 ただ、木たちのことを考えて、あまりエアコンを使わないようにしているのですが…。



というのも、エアコンを使うと空気が乾燥しますよね。 この『乾燥』が、木には大敵なのです!



通常家具に使用される無垢材は、天日乾燥や人工乾燥窯などによって含水率15%ほどにまで乾燥されています。 一気に乾燥させてしまうと割れたりひびが入ってしまうので、何年もかけてじっくりゆっくり乾燥させていきます。



が、冬にわたしたちが室内で使う暖房(エアコン)は急激に空気を乾燥させてしまうため、割れやヒビが入ってしまう恐れが大きいのです…。

大きな割れ。

木の呼吸をシャットアウトするウレタン塗装でも、割れてしまうことはあります。 2ヶ所割れてきているのですが、わかりますか? ちょっと木目の加減でわかりにくいかもしれまんが…。

一度ヒビが入ってしまったら、もちろん元には戻せないので、出来る限り予防しなければです!!



ということで…
[,left]加湿器の登場。

さすがに広い店舗の中、この小さな加湿器では追いつかないのですが…。


あとは、バケツに水を張ったり、霧吹きで吹いてみたり。 お客さまのもとへ嫁ぐまで、なんとかきれいな状態でい続けていられるようにがんばっています! なので、店内にバケツなどお見苦しいものがあるかとは思いますが、木のためのバケツなんだと、多めに見てやってください(笑)。




[,right]ちなみに割れてしまった箇所はたいらにするためにポリウレタンという樹脂を埋め込んだりといった補修を施します。 けれどこの補修も、木が収縮を繰り返すうちに隙間ができてしまったりするので、やっぱり予防がいちばん! 無垢家具をお使いのみなさま、しっかり加湿してあげてくださいね♪





ヤギモクキコラ スタッフ・まゆ